
チアアップ編集部が名古屋ウィメンズマラソンに向け、参加しているNIKE+RUN CLUB(以下NRC)。2月13日に行われた第3回目のセッション「LONG RUN」は「NRC LONG RUN WOMEN'S SPECIAL」と題され女性ランナー約500名が東京ソラマチに集結し、盛大に行なわれました。内容はいつも以上に盛り沢山!中でも、私たちランナーに欠かせないのはランクリニックですね!今回は名古屋ウィメンズマラソンが約1か月後に迫った今、何をすべきかをNRCのヘッドコーチであるMIDORIコーチが教えてくれました。
Tips.7「休むこともトレーニングの一環」
「大会1ヶ月前」と聞くとみなさんは何をしなければいけないと思いますか?私はてっきりここから追い上げていかなければいけないと思っていました。ですが、それはまったくの大間違い。フルマラソンを目指すランナーにとって大会1ヶ月前には、練習をするというよりコンディションを整えることが大事になってきます。目安としては、大会3週間前ぐらいまでに長い距離のストレスのかかる練習は終えること。
大会1ヶ月前ぐらいまでは練習で大きな負荷もかかっているので疲労も溜まっています。そこでリカバリーをしっかりとしないと、せっかくのトレーニングの成果も出せなくなってしまいます。ですが、ケアをしたり練習量を減らしていくと、もちろんみなさん焦りますよね。本当に今この練習量で本番走れるのかと。そうなったときに大切なのが「メンタル」です。
逆に、全然練習ができていないという方。大丈夫です!まずは悲観せず落ち着きましょう!一般のランナーさんはみんな仕事を持っていたりして、練習が思ったようにできていない方が多いそうです。忙しい中で自分が持てる時間をどれだけ頑張ったかが大切です!
Tips.8「自分のペースを体で覚える」
大会1ヶ月前になってくると、長い距離を何回か走られているランナーが多いと思います。練習計画も終盤に差し掛かるころでしょう。終盤に差し掛かってきたところで1回練習内容の見直しをすることが大切です。例えば、練習で20km走ったとしたら、1km何分のペースで走ったか確認します。それが自分にとって苦しかったのか、それとも楽だったのか。そのペースであと20km走れるのか分析しなければなりません。それを基に42.195kmを走るのに自分に合ったペースを探し、レースを組み立てていかないといけません。大会までの1か月間、練習でしなければいけないのは、自分のペースを体に叩き込むこと!ひたすら「ペース走」です!

Tips.9「メンタルコントロールができるように」
名古屋ウィメンズマラソンは比較的走りやすいコースだそう。ですが、33kmぐらいになると上りが入ってくるそうなんです。まず大事なのはそこに体力を残しておくこと。もっと大事なのは坂を坂だと思わないこと!気のせいだと思うのもひとつの手だとMIDORIヘッドコーチが教えてくれました。さらに、フルマラソンでは35kmに壁があると俗に言われているそうですが、壁なんてあるわけがない!その壁は自分の心が作り出しているものなんです!そういったメンタルコントロールを自分の中で出来るようになりましょう!つらい時こそポジティブにですね!
Tips.10「準備をしっかり」
みなさんお使いのランニングシューズはそのシューズでフルマラソン走りきれますか?自分の足に馴染んでいればばっちり。穴があいていたり、すり減っていたりするものは早めに変えて本番までの1か月間、馴染ませましょう!
本番はまだまだ暖かかったり、寒かったり天気が不安定な時期です。長袖、半袖、アームウォーマーやジャケットなどウェアや小物も色々持って現地入りすることが大切です!
さて、フルマラソンを目指すランナーにとって大会1ヶ月前がとても重要なポイントであることがお分かりいただけたかと思います。不安や焦りが増えてくる時期かと思いますが、強い気持ちで頑張りましょう!